AHLAとHTNGはリチウムイオン電池による火災リスクの新しい安全対策を発表

AHLAとHTNGはリチウムイオン電池による火災リスクの新しい安全対策を発表
AHLA and HTNG launch new safety resources to address lithium battery fire risks
(2025年4月11日)

Source: AHLA

電動アシスト自転車やラップトップPC、携帯電話などでリチウムイオン電池の利用拡大で、全米ホテル&宿泊施設協会(AHLA)と次世代ホスピタリテイ技術協議会(HTNG)は、多くの場合ゲストにより無意識のうちに起こるバッテリーによる火災に対して、ホテル側で防止策、準備事項、火災時の対応法など安全対策をまとめた資料を発表しました。本資料にはゲスト向けに注意を喚起する資料も含まれます。

リチウムイオン電池による事故―多くは小型モビリテイ型のデバイスによる―は全米のホテルで大きな懸念事項になっています。国家火災事故報告システム(NFIRS)によると、2020年から2024年までの間にホテルで起きたリチウムイオン電池により火災の50%以上はEスクーターや電動アシスト自転車によります。

下図:リチウムイオン電池による事故(ホテルで2020年~2024年) 事故の原因分析

充電器、バッテリーパック:9%

通信機器:7%

ドローン:4%

電動アシスト自転車:23%

Eスクーター:33%

Eスケートボード、ホーバーボード:2%

EV自動車: 13%

EV充電器: 1%

ラップトップPC: 8%

Source: HTNG

AHLAのプレジデント兼CEOのロザンナ・マイエッタ氏は「ゲストと従業員の安全確保が第一優先事項で、そのため我々は新しく出現するリスクに対して、オペレーションやガイドラインを更新し、警告します。リチウムイオン電池による火災事故は増加傾向にあり、正しい教育と手順で対応しなければ、重大なリスクに発展します。私たちの新しい資料やツールでホテルは実践的な手順を踏んで、ゲストと従業員を守り、この問題に先手を打つことができます。」と言います。

新しく公開された資料には次のものが含まれます。
・正しいリチウムイオン電池の充電と廃棄の仕方

・正しい対処法のエグゼクティブサマリー

・安全上のリスクとホテルの対応に関する解説ビデオ

・ゲスト向け注意喚起のカード(キーカードのケース挿入用)

・ホテルスタッフ向け緊急時対応のチェックリスト

・印刷、配布、送信可能な1ページの安全な滞在のために解説

これらの資料は本件の重要性に高い関心を持ち、ホテル業界に注目して、リチウムイオン電池の安全な利用を目的に、25名のホテル関係者、技術ベンダー、専門家によるHTNGのワーククループで協議され、作成されました。

カードキーホルダー挿入用注意喚起カード (Source: HTNG)

C: デバイスバッテリーや充電器の状態を確認

H: 扱いに注意(破損品は充電しない。過剰充電しない。)

A: 充電中は監視すること

R: 適正温度で(高熱、低温を避ける)

G: 安全な環境で充電

E: 正しい利用法を守る、正規の充電器で

D: 正しい廃棄法を守る

AHLAではホテル会員がこの手順を守り、適正な温度条件維持、現場の監視、正しい保管を行い、ホテルスタッフには緊急時の対応教育をすることを奨励しています。

出典:

AHLA News

  • <https://www.ahla.com/news/ahla-and-htng-launch-new-safety-resources-address-lithium-battery-fire-risks>

参考出典:AHLA/HTNG
Lithium Battery Safety Workgroup
https://www.ahla.com/node/4144

(注) 本記事は海外のホスピタリテイ業界関連情報をもとに、要約し翻訳してご提供しています。原文については、出典元をご参照願います。記事内の企業名、写真、ロゴは各社様に帰属します。本記事の開示先を限定しております。開示先以外への転用、公開は禁止させていただきます。

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