旅行を変革する:技術、AIとグリーン化

旅行を変革する:技術、AIとグリーン化

Reshaping Travel : Tech, AI and the Green Imperative
(2025年6月12日)

Source: Viva Technology 2025

Source: Viva Technology 2025, Accor, Eventiz

(左から)ベッキー・アンダーソン CNN、セバスチャン・バジン アコーグループCEO、アリアネ・ゴリン エクスぺディアCEO

6月11日~14日にフランス・パリで開催された欧州最大級のスタートアップイベントViva Technology 2025でアコーグループのCEOとエクスぺディアのCEOが旅行業界の変革につき語りました。

アコーグループCEOセバスチャン・バジン氏は、過去3回の危機で事業に打撃があったと言います。1回目は10年前のトリップアドバイザーのようなメタサーチの登場で、彼らは過剰な情報を提供し、顧客の選択肢を広げました。その3年後、Booking.comやエクスぺディアなどがホテル予約の窓口を広げ、ホテルから手数料を取るようになりました。そのまた3年後にAirbnbが登場し、ホテルからお金ではなく、顧客を奪いました。今は、柔軟に対応していますが、また4つ目の革命が起きています。それがAIです。生成AIは過去の3つのビジネスを変革する事象よりも影響力が大きいです。

AIの登場による皆さんの挑戦課題について聞くと、エクスぺディアCEOのアリアネ・ゴリン氏は、課題よりも機会創出が多く、社内でどうAIを活用するか検討していると言います。また、顧客の行動様式も変わり、検索よりもSNS情報で旅行先を決めることも多く、一例としてインスタグラムとトリップマッチングのアプリを試行中で、インスタグラムのビデオ映像からエクスぺディアで旅行行程作成から予約までできると言います。
 バジン氏はAI活用の良い面としてホテルにチェックインする前とチェックアウト後のカスタマージャーニーの90%はAIが対応すると言います。アコーには6000軒のホテルで35万人が働いていますが、半数は顧客対応以外の仕事をしており、会計、在庫管理、運送、保守業務、法務など90%はAIに代わり自動化されると言います。ホテル業界は顧客対応に人材が必要な業界で、AI導入で業務が変わる人をアップスキルで人材育成に繋げたいと言います。

エージェンテイックAIが旅行の手配を行う時代にエクスぺディアは必要でしょうか?との問いに、ゴリン氏はエクスぺディアは旅行業界のノウハウを持つエージェンテイックAIになると言います。旅行関連のエージェント業務を行うOpen AIやマイクロソフトCopilotにもB2B事業としてノウハウを提供すると言います。

最後に今後、AIで旅行業界はどう変わるでしょうか?との問いに、バジン氏は例えばAIでビュッフェが変わると言います。顧客が食べたいものを予測し、食品廃棄ロスが50%削減でき、消費エネルギーも25%削減でき、炭素排出量も減ります。

ゴリン氏はエージェンテイックAIに人間も加わり判断をするようになると言います。旅行においてはいくつかの選択肢をAIが提示し、最終的に人間が判断したいと思うでしょうと言います。

出典: Viva Technology 2025
https://vivatechnology.com/

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