Hotels.comの調査:スマートホテルの客室ではゲストは照明の操作に苦労するかもしれません

Hotels.comの調査:スマートホテルの客室ではゲストは照明の操作に苦労するかもしれません

Hotels.com Survey: Smart Hotel rooms may have guests struggling to turn on the lights

(2025年9月9日)

Source: Businesswire

Source: Businesswire, Hotels.com

Hotels.comの年次ホテル客室調査では450軒のホテルからどのように技術を更新してゲストの快適性を高めているか、調査しました。半数以上(56%)のホテルは技術更新の負担を感じていると回答しています。

明るみになった主な点:

・技術利用の戸惑いが現実に:半数のホテルではチェックイン時にゲストに客室のスマート照明、WiFiやエンターテイメントシステムの使い方など導入技術の使い方を説明しています。

・快適性が優先:ハイテクホテルではゲストの快適性を優先して、ロボットや自動化よりもスマートファン、調光可能な照明、スマートTVに投資しています。

・人による応対は重要:70%のホテルはゲストがチェックイン時に人による応対を好むと回答し、サポートを求められる時は人によるサービスが重要と回答しています。

・未来のホテル客室とは:調査したホテルの中で技術導入で最も関心が高かったのは、AIによるコンシェルジュサービス、声によるルームコントロールやロボットシェフなどです。これらはサービスとパーソナル化の向上に寄与すると考えられています。

広報担当VPのMelanie Fishは「スマートシャワーからルームサービス搬送ロボットまで、実用性から新規性まで、世界中のホテルで技術導入が進んでいることが今年の調査で判明しました。また、スマート客室で最も重視される点は技術が直感的でパーソナル化を進め、使いやすいことです。」と言います。

コンフォートテック(快適性を高める技術)への注目

いくつかのホテルではロボットバトラーや顔認証チェックインの検証を進めていますが、多くは「コンフォートテック」に注目しています。これは快適性と使いやすさを強化する実用的な更新が新しい基準として定着しつつあります。あるホテル関係者は「高速WiFi、TVでのストリーミング機能、直感的なルームコントロールがゲストの間で標準的な期待となります。」と言います。

調査の結果、最も多い技術更新は:

・客室内エンターテイメント:ストリーミングサービス可能なスマートTVとブルートゥーススピーカー

・環境対策技術:省エネシステム、水量監視デバイス、効率的な空調と食糧廃棄の削減

・オペレーション効率化:モバイルチェックイン、チェックアウト

・AI:AIによるコンシェルジュやチャットボットサービス

ホテル内で最もスマートな部屋は?浴室

多くのホテルでは次の点で浴室のスマート化を進めています。

・天気予報やニュースも表示するスマートミラー

・デジタル水温調整とモーションセンサー対応の蛇口

・水量の利用状況に応じて色の変わるシャワーヘッド
・日本式のスマートトイレ

・音声による浴槽の水量調整

・車椅子利用者向け高さ調整可能な浴槽

スマート技術導入の境界線

ホテル客室が技術導入でスマートになれば、多くのゲストは使いこなせなくなります。多くのゲストは共通して客室照明、WiFi、エンターテイメントシステム、空調が使いこなせず苦労しています。この状況を改善するために、52%のホテルではチェックイン時にスタッフによる客室内の技術利用時の説明をしています。

全ての技術が定着するとは限りません。いくつかのホテルではレストランやロビーでの自動ロボットの導入を止めました。

ホスピタリテイの神髄は人によるサービスに依存します。70%のホテルはゲストはチェックイン時やフロントでのスタッフの応対を期待すると回答しています。「あたたかいおもてなしはゲストとの本当の関係を築き、気づかいと共感を持ってゲストの求めに応対できる。」と言います。

ホテル客室の未来

ホテルでの技術導入は止まりません。今後どのような技術を導入したいか?に対して、AIを活用したソリューションからロボットスタッフまで、未来のゲストの期待に応えるため、次のような多様な回答がありました。

・AIによるイノベーション:コンシェルジュサービス、省エネの自動化、リアルタイムの通訳

・ロボット技術:調理ロボット、荷物搬送ロボット、食事配膳ロボット、ハウスキーピング、屋外メンテナンスロボット

・ゲストの体験向上:音声によるルームコントロール、睡眠モニタリングデバイス、スマートミラーなど

技術を体験する滞在

多くのホテルでは未来を描いた技術を検討していますが、いくつかのホテルではすでに技術の体験が可能です。

・Hotel EMC2:ホテルEMC2(米国・シカゴ)芸術と科学を融合したブテイックホテルでロボットによるルームサービスや音声によるアシステント機能が利用できます。

・Grand Hyatt Jeju:グランドハイアットJeju(韓国)スマートルーム、ロボットバトラー、スマートミラー、顔認証を導入

・FlyZoo Hotel:フライズーホテル(中国・杭州市)アリババにより開発されたAIホテル。顔認証チェックイン、Tmall Genie AI音声アシスタント、ロボットによるルームサービス。

・Citizen M New York Bowery:シチズンM ニューヨークBowery(米国・ニューヨーク)タブレットによる客室コントロール、スクリーンミラー、オンラインによる会議室予約などビジネス出張者向けホテル。

・Pullman Singapore Orchard:プルマンシンガポールオーチャード(シンガポール)Transforming RoomではゲストがQRコードをアクセスし、スマートフォンで客室をパーソナルな環境にコントロールが可能。

The Thief:ザシーフ(ノルウェー・オスロ)顔認証VIPチェックイン、スマートミラーTV、客室タブレットでデジタルアート選択。

出典:

Businesswire
https://www.businesswire.com/news/home/20250909980028/en/

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