チョイスホテルズがAIを全面導入

チョイスホテルズがAIを全面導入

Choice Hotels goes all-in on AI

(2026年5月7日) by Jena Tesse Fox

Source: Hotel Management

Photo: Hotel Management

ラスベガスのマンダレイ・ベイ・ホテルで開催された70周年目の年次コンベンションでチョイスホテルズ インターナショナルは数々のAIを活用した技術基盤を発表しました。Choice Hotels Business Direct(チョイス・ホテルズ・ビジネスダイレクト)、EasyBid(イージービッド)、CHARLIE(チャーリー)とRAISE(レイズ)です。新しい基盤は同企業の提携先のアマゾン・ウェブ・サービスとセールスフォース上で構築され、AgentCore(エージェントコア)とAgentForce(エージェントフォース)を活用します。

チョイスホテルズのプレジデントでCEOのパトリック・パシオス氏は、同社では過去10年以上前からAI技術を名前こそ違うが、活用しており、今年は「フランチャイズにもツールを提供する」と言います。

チーフ・コマーシャル・オフィサーのジョシュア・スローサー氏は同社はお客様の需要を利益に変える事に注力していると言います。技術への投資はこれを実現する手段の一つです。「私たちは私たちのフランチャイズオーナーがより効果的に利益を上げられる支援をし、お客様が将来どの方向へ向かうかを共有できるパートナーシップの構築を目指しています。」と言います。

CHARLIE(チャーリー)

CHARLIEはAIによるバーチャルチームメイトでチョイスホテルの核となる運用システムを通してホテルスタッフを支援します。CHARLIEは週7日間、24時間稼働するデジタルコーチで、ホテルスタッフの問い合わせに応答し、状況の本質を見極め、ホテルのブランド標準を強化し、スタッフのシフト開始後の情報検索など立ち上がり時間を短縮します。この基盤は進化を続け、いずれスタッフの定常業務の遂行支援までできることを期待しています。

SkyTouchのチーフテクノロジー兼コマーシャルオフィサーのトニー・パラス氏はホテルスタッフは自然言語で質問ができるようになると言います。例えば「本日、オフラインでマニュアル操作できる客室数はいくつありますか?」や「ゲストの客室清算フォリオに購入商品の代金を追加するのはどうすれば良いですか?」など、問い合わせて即時に回答や指示を受けることができます。数日でPMSの操作を覚えることができ、ホテルスタッフのほとんどが2日で操作ができると言います。

また、同時にパラス氏はAIの回答には間違いの可能性もあり、CHARLIEの回答画面の下に本機能のユーザーはすべてのAIの回答内容を確認する義務があり、AIの回答をそのまま信用し、実行する判断をする必要があると指摘します。「AIの活用の責任は重大です。すべてをAIに委ねることはできませんし、それを推奨しません。よく確認し、人間中心にコントロールが必要です。」

チョイスホテルのEasyBid(イージービッド)とEasyBid Plus(イージービッドプラス)

EasyBidはグループ予約の提案書の作成をAI機能で支援するツールです。本ツールはグループ予約のRFP(見積もり依頼)を一か所で管理し、監視し、より迅速に、有効な回答書を提示します。EasyBid Plusは追加費用無しでチョイスホテルのオーナーに代わり、見落としなく制御機能を保ちつつ、自動でRFPに回答します。本オプションは高額のグループ予約を中心に、対応時間の短縮と成約率を上げ、特に専任の営業部隊が無くても、またRFP要求の多いピーク時に有効です。

見積もり要求を受領すると、ホテルスタッフが内容をア確認する前に、AIが自動で必要事項をフォーマットに記入します。また、AIが正しい事項を記入していないと判断すれば、ホテルスタッフが記載事項の変更が可能です。最終的にはホテルスタッフの確認無しで、システムがRFPに自動回答することができるようになるかもしれません。これは営業部隊が不在の週末にRFPが来た時には有効です。グローバル販売戦略担当シニア・ディレクターのヴィンセント・マリング氏は「スタッフが居なくてもRFPへの回答時間はゼロに近くなります。」と言います。

本基盤では各ホテルの営業部隊はグループ予約サイトのCvent、Event ConnectやチョイスホテルのWebサイトからのRFPを確認し、各販売チャネルでの価格設定も可能です。また、営業部隊にRFPの回答時間や成約率も表示します。

チョイスホテルのBusiness Direct(ビジネスダイレクト)

チョイスホテルのBusiness Directは中小企業の担当者がChoiceHotels.comでホテル予約を支援するセルフサービスのデジタル予約基盤です。本基盤では中小企業の出張条件の定義が設定可能で、出張者や企業にも特典を提供します。本基盤により、ホテルは平日の予約増が期待できます。

「EasyBidはフランチャイズホテル用の機能で、Business Directは企業出張用のゲストやエージェント向けの機能です。本システムでは企業の出張条件に合わせて設定が可能で、出張条件の価格帯を超える客室を除き、出張条件に合うホテルのみを提示します。また、ゲーム感覚で予約が可能で、一定の宿泊数を超える場合は、割引を提示します。」とマリング氏は言います。

RAISE(レイズ)

RAISEはホテルオーナーが価格レート設定や客室の在庫管理を合理化するレートマネジメントツールです。本システムはオーナーの複雑なマニュアル操作無しでAIが市場動向に合わせて競争力のある価格設定を行います。

AgentCore(エージェントコア)とAgentForce(エージェントフォース)

AgentCoreはチョイスホテルがガバナンスを保ち、企業の要求条件を満たしたエージェント機能をスタッフに展開するためのエージェント運用の基礎となります。AgentForceは営業、サービス、マーケティング、販売や内部オペレーションの分野で自動化や業務の加速、業務プロセスの拡大などを支援するチームメイトとしてのAIエージェントの構築と展開を支援します。

チーフ・データ・AIとテクノロジーオフィサーのアンナ・スコザファヴァ氏は「AgentCoreとAgentForceはチョイスホテルが個別のAIの活用事例から統合された企業全体での取り組みに移行する助けになります。これはAIエージェントが顧客に代わって、検索、比較、旅行の予約を行う、今出現しつつあるエージェンティックコマースの世界でチョイスホテルが成長する支えとなります。」と言います。

「私たちは企業の未来について非常に楽観的です。私たちは私たちが持つすべてのAIツールに戦略的に投資しています。これは私たちのホテルオーナーに真の価値を提供するためです。」とスコザファヴァ氏は言います。

出典:Hotel Management

  • <https://www.hotelmanagement.net/tech/hm-location-choice-goes-all-ai>

(注) 本記事は海外のホスピタリテイ業界関連情報をもとに、要約し翻訳してご提供しています。原文については、出典元をご参照願います。記事内の企業名、写真、ロゴは各社様に帰属します。本記事の開示先を限定しております。開示先以外への転用、公開は禁止させていただきます。

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